To me

優しすぎるわたしへ。

信じるということ

 

わたしは人をすぐ信じる

信じたいから。

自分が信用しなければ、同じものは返ってこないから。

 

人を信じない人がわたしに言う

「裏切られて傷付くのが怖くないの」

たしかに裏切られて傷付くことはたくさんあった

それでも信じることをやめようとは思わなかった

 

じゃあ誰を信じる?

正しい人?長く時間を共にした人?嘘をつかない人?聖職者?

わたしは好きな人を信じる

信じたいと思った人をほとんど無条件で信じる

裏切られてもいいやって思った人を信じる

 

信じた自分を誇りたいから

信じることができた自分を誇りたいから

信じられる人だから信じたわけじゃない

ただわたしが信じたかったから信じた

裏切られて、傷付けられるとしても。

 

わたしはバカだから、信じてはいけない人を信じてしまうことだって少なくない

でもだからなんだっていうの

それでもいいと思った

たくさん傷付いた

それでも人を信じることをやめたくない

信じて裏切られてついた傷の数は 信じきれたという証になる

それはわたしの勲章だから

それはあなたの勲章になるから

 

ただ、これが本当に信用と呼ぶに値するのかは謎のままだ。

 

 

 

 

 

きみが腕を切る理由

死にたいからじゃない。

助けてもらいたいからだ。

 

腕を切っても死ねないことは、分かっているはずだ。

アピールがうざいだとか、気持ち悪いだとか、死にたいなら死ねとか、そういうことは言われてきただろうし、これから言われるだろう。

でも知っていてほしい。

きみには必ず味方がいる。

この世界のどこかに、必ず。

もし「誰もいない」と思うのなら、わたしがなろう。

きみの気持ちを聞かせてほしい。

どんなことでもいい。

誰がきらいだとか、好きだとか、何をされたとか、してしまったとか。

 

断言しよう。きみの悩みは一過性のものだ。

きみが今死にたいと思っているのも、一過性のものだ。例外はない。

ただその期間を、ひどく長く感じてしまう。

きみの前にはまだ道が続いているのに。

今きみが信頼できる大人にその気持ちを委ねてくれるのなら、きみは生き長らえる。生き長らえてしまうのだ。

信頼できる大人がいないと思うのなら、わたしに委ねてほしい。否定しないし、裏切らないことを約束する。

ひどくつらいことに聞こえるかもしれない。

希望など見えないのだろうと思う。

ほかの人は平気でも、自分だけは無理だと思うのだろう。

そうしてきみは死にたい気持ちを抱えて、

死にきれず、生きる。

今きみが辛いのなら、わたしに話してほしい。

泣いてもいい。腕を切ってもいい。

わたしはそれを受け止めるし、笑ったりしない。

それでもきみが死にたいと思うのなら、わたしはそれも受け止めたいと思う。その気持ちごときみを抱きしめようと思う。

 

大丈夫、きみは大丈夫だ。

今までよくがんばったね。  

 

 

 

 

  

 

優しすぎるあなたへ。